読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

位相幾何学と不完全情報空間の戯書

初代ぷよルールの考察と文章の練習

第2回BぷよS級感想

長いです

 

 

TAK戦

長期戦をほとんどしたことがないが、最もレートで当たった頻度の高い純粋デスタワー勢の方

レートに復帰した時期(20143月頃)から定期的に当たっていた方で、リプレイも多く手に入っていたのでタワーの構築に関して参考にしていた。

タワーは確かに速度寄りなのだが効率も大分意識していて、ツモを無駄にしたとしても後の手でリカバリーできるだけの良形のタワーをあの速度を出しながらもよく組んでくる、間違いなくBぷよで最強のタワー使いの一角だと思う。

去年はうまく丸め込んで勝利することができたが、その後のイルカさんvsTAKさん戦の優勝決定戦を見て、覚醒したらまず間違いなく手がつけられなくなると思っていた相手だった。

なので、今年も相手の調子を崩すことに専念した。前年と同じ潰し、単発、同致死2連鎖勝ちでの揺さぶり、回収での相手のタワーの構築以外での懸念要素を増やすことで負担を大きくしていきミスや判断速度低下を誘う戦法

特に、相手の追撃の甘さを咎めたり堀合での有利を活かせたと思う。いかに速度と致死率に対して圧力をかけていくか最も考慮した戦略的な試合だった。

TAKさん自身もこれらには分かっているような事をツイートしていて、今後それらを克服することがあったなら今のところはどう戦っていいか思いつかない。

 

 

うえんに戦

TAKさんとは逆で、レートで当たった回数はそこまででもないが長期戦回数はS級の中で最も多い方。

自分との試合の時点でうえんにさんは3勝していて、実質的な優勝決定戦だったのと自分の中でも意識していた相手なので全試合の中で特に緊張はあったと思う。

ずらしタワー、カウンターなどを戦法に取り入れたタワー寄りのマルチ型プレイヤーで、この方の積みも昔からかなり参考にしていた。

特に、4式、5式の81連結離れ、自分のAABCやABBCAC等のずらしタワーの裏連鎖移行もこの方の発想を参考にした部分が大きい。

あまり潰しが効果的な相手ではないので、いつもの致死重視のスタイルで臨んだ。最序盤はやや怪しかったがほぼ最良のパフォーマンスで折り返しまでは10本まで離すことができた。

しかし、それは相手の完全致死率が安定しなかった(自分が66個以下を受けて回し勝つ展開が多かった)というのもあってのことで、後半には「速度を意識しすぎて致死率が不安定になること」をちゃんと修正し、また私自身も不完全が多いことを逆手に取って逆に回収勝ちをやり返す積みを展開してきたうえんにさんの切り替えで一気に追いつかれてしまった。

81-83の165試合目以降やや判断が鈍って連取されたとはいえ決して悪くはない積みではあったからかみ合わせの問題や相手の意識の切り替えがハマっていたりで、相手の本領を発揮されたんだと思う。

特に後半は自分がタワーを連鎖移行して、相手がタワー強行負けが多く感じた。リードしている時以外は相手のタワーを上回ることができる可能性がある程度望めるならタワーをぶつけるのが最善だと思っているので今後意識していくべきだ。

試合を見直してみても、失速以降に仮に自分が最善に近い手を打ててたとしても勝てたとは全く言えないくらい厳しく、相手の強さを実感した試合だった。

 

 

雨宮戦

自分がBぷよをやる前からβテスト杯などで名を知っていた方。

TAKさんと似たタイプの致死2連鎖がすさまじい方で、イルカさんと同様VCA初代の頃から猛威を振るっていた古参らしい。

ランク戦や天空杯で何かと当たる機会が多く、自分の中での壁としての存在が大きかった。前回のS級で惜敗したのもある

戦略としては、デスタワー勢としては堀が頭一つ抜けているので、TAKさん戦よりは潰しを若干控えめにしつつ揺すっていくようにした。

序盤は致死の構築が怪しかったけど中盤以降は切り替えて致死・回収も安定して相手の形見て潰し撃ったりもきちんとできていたので自分の積みには納得のいく感じだった。

雨宮さんが今回のS級で連鎖移行の導入を試みていて、裏発火に何度か意表を突かれたが、それ故に結果タワーのキレを落とし助けられたところも大きい。キレを落とさずにあの連鎖を噛ませられてきたら本当に危なかったと思う。

 

 

 

電気イルカ戦

第一回S級の一位で、通称「連鎖の魔術師」と呼ばれる中央不定形の方。

効率が良い多連鎖の組み換えがとても上手く、また形が良い事が多いので多色発火になることもしばしばある。

βテスト杯の動画でイルカさんを見たときは本当に驚いて、ぷよm@sで知っていた初代ぷよの積み方の常識を崩された記憶がある。その日からイルカ教徒になった

中央不定形を始めた当初の自分のスタイルとしてはイルカさんの猿真似をしていたけど、発想力が追いつかないので良形にとにかく持って行くことを考えた積みを研究していたので結果的にイルカさんと違う積みや初手周りになることが多い。

それでも、5,6手目くらいまでは完全一致することは多く、実際の今試合では相手の積みを上回ることを考えて致死へのあらゆる思考を張り巡らせていたし、それが功を奏して普段ではできないようないい積みが出来たときもあれば、普段では裁けそうなツモがどっちつかずになって失敗したこともあった。これはイルカさんもきっと同じ心境だったと思う。勝因としては、終盤になるにつれて自分の中で思考の巡らせ方が安定してきて、結果的にイルカさんを追い抜いて勝利することができたんだと思う。自分の中で最も戦術的な試合だった所感。

特に意識したことで、ABABのときはイルカさんも自分もデスタワーを組むことが多いが、土台色の選択がイルカさんとは初手周り的に違う。デスタワーの技術ではイルカさんには五分以上の勝率があることは分かっていたので、運負けをなるべく防ぐためイルカさんに土台色をあわせる事は意識した。(結果的に読み合いになったが)

 

 

総括

正直長期戦では(少なくともBぷよでは、かつ自分がちゃんとしたぷよを打てていればという前提付だが)割と誰にでも勝つ自信はあったし、実際今回は全試合で好調だったなだけにうえんにさん戦の敗北は割とショックだった。結果3勝1敗で2位という結果で、優勝を目指していただけあってとても悔まれる

今のままの積みでさらに上を目指すとなると本当にミスを極限まで無くしていくスタイルになると思うけど、これ以上はきっとうえんにさん戦の後半のような状況になった時でさえミスをしないようなメンタルが必要で、これはその時の体調次第というか定常的に構えるのが難しいと思うのでさらに安定した致死を打てる、または勝ちを拾えるような新しい研究が必要になるんだと思う。

それと、いつかうえんにさんが言っていた「思考コストを減らす積み」というのは自分への負担を減らす事で有効だったんだなと試合を通して実感した。

当たり前だけど今の積みを改善してもそれを無意識レベルで繰り出せるようにしなきゃいけないし、速度を求める練習もしなきゃいけないような気がした(単純に同じ積みでの速度負けはしたくないというのが大きい)

 

 

これからは大学3年生で忙しくなる(予定)だろうけど、これからは既存の形に囚われずに斬新な形とか、新しいアプローチで初代ぷよを研究できたらなって思ってます。このゲームにはまだ到達していない未知の概念があると確信しているし、まだまだ遊び足らないですね。後いろいろそういうのとか文章で書いていきたい。そして次の機会があったらうえんにさんにリベンジします!!!!!!

他にもいろいろ言いたいことがあった気がするけど長くなったのでこの辺で締めておきます。 

最後に、S級を企画・運営して下さった方々本当にお疲れ様でした。選手としても観戦者の一人としても楽しかったです。