位相幾何学と不完全情報空間の戯書

初代ぷよルールの考察と文章の練習

致死後の判断の重要性

別名「回し勝つために」です。 
今回の記事では致死連鎖後の判断と心構え的なものについて扱おうと思います。

対象は大体初級~中級者です。

 

 


0. はじめに

初代ぷよでは72個以上を先に送れば大体の場合で勝利することができますが、毎試合72個以上送るのは難しいので、初代ぷよを始めたての人は大体70個発生する5連鎖を基準に致死連鎖を考えると思います。しかし、勝つために致死連鎖構築を最適化していくにつれて

 

①相手のゴミ量が全くないという状況は珍しいので、お邪魔ぷよが70個より多少少なくても速度を優先して不完全致死を撃つ

②1連鎖は約1.5手分の時間がかかるので、同手数でより少ない連鎖数の致死連鎖を撃ち切れるならそれを選択する

③手数とちぎりと思考時間は少なければ少ない程良いので、どのようなツモに対してもそれを目指せる形を考える

 

という3つの評価項目を元に自らの積みを調整していくことが多いでしょう。

 

これからのことは相手の①にもっと付け込んで勝利をもぎ取ろう、逆に付け込まれないようにしようという話です。

 

 

1. 相手の不完全致死に付け込むために
これは回収率がものを言う話です。回収できる置き方で致死連鎖を組みましょう。
..で終わりではなく、致死連鎖を撃った後にもフィールドを綺麗にするチャンスは存在し、それが勝敗を分けることもあります。

 

例えば、相手から送られてくるお邪魔ぷよが55個~60個、そして自フィールドの3列目にゴミが2個、4,5列目にゴミがおいてない場合、3列目のゴミを消すことができれば回す回数を確実に3回稼ぐことができます。
致死連鎖を先撃ちしておきながら回数を3回以上稼いで得するのは、自分も不完全致死を撃ってしまって相手が3回以上回せる目がある時に限りますので、そのような時は追撃を作りつつ回し回数を減らさない置き方を心がけましょう。
両立できなさそうな時は、追撃の作りやすさとゴミの解消しやすさを天秤にかけて現在手とネクストを考えつつ判断しましょう。

これは実戦で判断を磨くしかないですが、こちらの勝ちが確定していようと毎試合どちらを優先するかの判断をする癖をつけておけば、いざという時に迷って両方とも溝に投げることはなくなると思います。

 


2.自分の不完全致死に付け込まれないために
これについては過去に言及した記事があります。

致死量把握の重要性と致死連鎖におけるお邪魔ぷよ算のまとめ(下書き) - 位相幾何学と不完全情報空間の戯書


中々判断ができない人は、自分が先に撃ち切った後、それが完全致死であろうとなかろうと追撃を作る癖をつけるといいと思います。

 

 

3. 回し
どんなに勝つ確率が低くても、それが存在するならば泥臭く回しましょう。
特に見落としやすいのは相手フィールドにおける、お釣りによるお邪魔ぷよの増加と1回目と2回目のまわしで置いたぷよの考慮です。
以下の二つの例を見てみましょう。
両方の例において、10段+3個(63個)のお邪魔ぷよが予告にあるとします。

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この場合、1回目と2回目のお邪魔ぷよ落下(合計10段)ではお釣りは発生しませんが、3回目のお邪魔ぷよ落下で、もし3列目と6列目両方にお邪魔ぷよが落ちれば、6列目に落ちるはずのぷよ1個はお釣りとなり、4回目のお邪魔ぷよ落下で1/6の確率で窒息する可能性が生まれます。

 

 

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また、この場合は一見お釣りは生まれませんが、最終的にお釣りを発生させずに立ち回ることを考えた場合、1回目と2回目の回しでは2列目縦置きと5列目縦置きをせざるを得ませんが、そうすると3回目は4列目に置くしかなくなり、4回目の回しはデスツインとなります。このように、スペースによる圧迫で回し回数が減ることも大いにあり得ます。

 


細かい計算ができなくても、怪しければ回して良いと思います。
回しは権利であり、誰に咎められるものでもありません。
とても低い確率を引き当てて勝利したとしたら、それを素直に喜び、回しに行った自分の判断を褒めましょう。
逆にあなたがそれをやられた時は、相手の強運を称えましょう。
確率は気まぐれなものなのですから、そこに気を取られるのは精神的な面で得策ではありません。

 

 


いかかでしたでしょうか。今回は自己啓発記事風に纏めてみました。
本来負けるはずだった試合を勝つことは、相手から1本を奪い自らは1本を得ることが出来ます。
最後まで油断せず、諦めずに勝利に貪欲でありましょう。

 

たまには要望を募集してみようと思うので、何かあったらコメントで書いてみてください。気が向いたら書くかもしれません。